希土類磁石(ネオジム(ネオジウム)磁石、サマコバ磁石)、フェライト磁石、アルニコ磁石、など磁石マグネット製品の特注製作・在庫販売

  • ネオジム磁石

    ネオジム磁石
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    現在、世界で最も強力な磁石です。わずか数cmの大きさで、10kg以上の吸着力!アイデア製品、新製品開発に最適です。

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    サマコバ磁石
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    温度特性に優れているため温度安定性が要求される用途に適しています。防錆のための表面処理は不要です。

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    酸化鉄を主原料にしているため、低コストが重視される用途に向いています。錆の心配はありません。

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    ご希望の磁石の表面磁束密度、吸着力、限界使用温度などを計算いたします。径方向着磁にも対応いたしました。

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磁石プロの視点
2025年1月24日
南鳥島沖でのレアアース生産計画-1
<磁石プロの視点>
日本の領海または排他的経済水域(EEZ)内で貴重なレアメタルが大量に眠っている話題は皆さんご存じかと思います。そして、ごく近いうちにレアメタルの中のレアアースの採取が、いよいよ本格的に始まることになりました。ただし、現在の開発計画をみると、2028年以降「南鳥島沖でレアアースを生産」ではなく「南鳥島沖でレアアース泥を採取」ということになります。
6000mの深海でレアアース泥を採取して、分離・精製まで行うことは至難の業であり、まずはレアアース泥を海上まで引き上げ、分離・精製は地上プラントで行うことが現実的とみているようです。いずれにしても、日本の排他的経済水域(EEZ)内で眠っている貴重なレアアース資源を工業的に採取できる目途が立ってきたことを示すもので、鉱工業、経済、政治など各方面からの国家の大きなプロジェクトになってきています。
高性能希土類磁石の「レアアース資源」にもかかわる重要な研究開発であり、これからその中身について勉強してみましょう。
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磁石虎の巻!!
2025年1月配信
ネオジム磁石のすべて(6)<永久磁石の磁力の根源>
皆さんもご存じのように、ネオジム磁石は種々の永久磁石の中で最も磁力が強い永久磁石になります。今回はネオジム磁石も含めて、永久磁石を理解するうえで避けては通れない「永久磁石の磁力の源(みなもと)は何か?」というお話をしたいと思います。なるべくわかりやすく解説したいので、概念的なお話になる部分もありますが、ご容赦いただきたいと存じます。
 
<電磁石が作る磁界・磁力の根源>
まずは、ネオジム磁石のような永久磁石ではなく「電磁石の磁力」について説明してみましょう。
次図は有名な「アンペールの右ネジの法則」です。電流が流れている電線の周りには「磁界(磁場)」ができます。つまり「磁力線」が発生します。ここで磁力線の向きは電流の方向に対して右ネジのように円形に回る方向です。
ネオジム焼結磁石の製造工程概要
電流は電子の流れであり、電子の流れる方向は電流と逆ですから、磁力線の向きは電子の流れに対しては左ネジの方向ということになります。それではこれらの電子は何者かというと、導線の金属原子の中にとらえられている電子ではなく、原子間を自由に動き回ることができる「自由電子」です。
 
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