ネオジム磁石
製品情報現在、世界で最も強力な磁石です。わずか数cmの大きさで、10kg以上の吸着力!アイデア製品、新製品開発に最適です。
サマコバ磁石
製品情報温度特性に優れているため温度安定性が要求される用途に適しています。防錆のための表面処理は不要です。
フェライト磁石
製品情報酸化鉄を主原料にしているため、低コストが重視される用途に向いています。錆の心配はありません。
表面磁束密度
吸着力計算ご希望の磁石の表面磁束密度、吸着力、限界使用温度などを計算いたします。径方向着磁にも対応いたしました。
磁石・磁気の
用語辞典磁石・磁気に関する用語解説集。専門書にも負けない豊富な内容で、初心者からプロまで幅広くご利用いただけます。
磁石の歴史
大昔の磁石、磁気科学の歴史、強力な磁石が出現した背景など多くの図表を使って解説しています。
磁石虎の巻!! 【特別企画】
2024年6月配信
北の空で輝く北極星
<北極星は動かない>
ほかの天体は日周運動でグルグル回っているのに、北極星だけが動かない理由は、実はかなりシンプルです。それは地球の回転軸の延長線上に、北極星がたまたま存在しているからです。
遊園地のメリーゴーランドに乗っている場面を想像してみてください。横を見ると、外の景色は飛ぶように流れていきますよね。ところが真上を見ると、ほぼ同じ景色のままです。これと同じく、北極星は回転の中心にあるので動いていない(日周運動をしない)ように見えるのです。
地球は、太陽のまわりを約1年かけて回っています。そして地球と太陽は1億5000万kmも離れているので、地球の公転によって、地球は宇宙を大きく“移動”しています。
たとえば、夏の地球と冬の地球ではその位置は3億kmも違うと言われますが、「地球が移動すれば、北極の真上にくる星も変わるのでは?」と疑問が浮かんできますよね。前項のオリオン座のように、夏と冬では年周運動のため、見える方角が変わってくるように思えます。
しかし、地球から北極星(ポラリス)までの距離は、なんと431光年……。光はとてつもなく速く進みますが、その光でさえ届くまでに431年かかる距離、と言えばスゴさが伝わるでしょうか。ですから、地球の公転距離の3億kmもちっぽけな距離になってしまいます。北極星はこれほど遠くにある天体なので、夏の地球、そして冬の地球から見ても、北極星は年周運動をせず、もはや同じ方角にあるように見えるというわけです。
<北極星が見える高度>
北極星は、北極の真上にある天体です。ということは、もちろん南半球からは北極星を見ることはできません。そして、見る場所によって北極星の高度は異なります。
北極に立っている人には、北極星は自分の真上に見えます。一方で赤道上に立っている人には、北極星は自分の真横に見えます。実際には地平線の方向に位置するので、ほぼ見えませんが……。
では、東京はどうでしょうか? 東京は赤道から36度ほど北に位置する都市です。そのため、地平線から36度の高さに北極星を見ることができます。「北極星の高度=北緯の度数」と覚えておくと良いでしょう。
ネオマグからのお知らせ