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[宇宙速報]「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの2回目のタッチダウンに成功
2019年7月18日掲載
7月11日、日本のJAXAが宇宙に送り出した小惑星探査機「はやぶさ2」が、地球近傍小惑星リュウグウに対して2度目のタッチダウン(接地)を成功させました。
JAXAのプレスリリースは、「はやぶさ2」から送られてきたデータを確認した結果、サンプル採取のためのプロジェクタイル(弾丸)の発射を含む「はやぶさ2」のタッチダウンのためのシーケンスが実施されたことが確認できました。「はやぶさ2」の状態は正常であり、今般、リュウグウへの2回目のタッチダウンを成功させることができました・・・と報告しています。
 
「はやぶさ2」は、1度目も成功させているだけでなく、2度目のタッチダウンでも小惑星リュウグウの地中からサンプルを採取という快挙を成し遂げました。この成功は、太陽系誕生後の初期段階について重要かつ新しい発見をもたらす可能性を秘めているのですが、採取されたサンプルの分析は来年の「はやぶさ2」帰還後のことになります。
 
宇宙速報071801
 
■2度目の挑戦の軌跡
7月9日に降下するための設定が行なわれ、「はやぶさ2」のリュウグウの地上への旅路は10日からゆっくりと行なわれました。「はやぶさ2」は以前に投下いていたマーカーの30m上空へと軌道を調整しながら近付き、最終的に人工クレーターから20mほどの場所にある「C01-Cb領域」と名付けられたエリアにタッチダウンを果たしました。
タッチダウンそのものは数秒で終わりましたが、「はやぶさ2」はその間に小さな衝突装置を地表に向けて発射。そこで舞い上がった岩石や砂利などを採取用の筒に封じ込めることに成功したようです。
その後、「はやぶさ2」はホームポジションという安全が確保できる距離まで上昇し、リュウグウおよびタッチダウンをした場所をモニタリングしています。
 
■JAXAの実況ツイートに見るタッチダウンの様子
「はやぶさ2」のタッチダウンは、日本時間の7月11日午前10時06分に行われました。公式Twitterアカウントでは、タッチダウン前から一連の動きがつぶやかれていましたが、成功後はこのような報告が公開されています。
「7月11日、10:51JST、gate5の確認を行い、探査機状態が正常であることと、タッチダウンシーケンスが予定通りに実行されたことが確認されました。これをもって、津田プロマネから第2回タッチダウンの成功宣言がありました。」
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「本日(7月11日)のタッチダウン直後に、広角の光学航法カメラで撮影された画像です。1枚目は機上時刻で10:06:32(JST)に撮影されたもので、多数の砂礫が舞い上がっている様子がわかります。2枚目は、10:08:53の撮影で、中央付近の周りより黒っぽくなっている部分がタッチダウンによるものです。」
 
リュウグウは地球から約3億kmの場所に位置する、幅870mの小惑星です。最初のタッチダウンは今年2月22日で、惑星の地表にタンタル製の弾丸を音速射撃し舞い上がったレゴリスや砂利を採取しました。
 
■地下物質には貴重なサンプル物質が眠っている
今回2度目の挑戦は、「はやぶさ2」がこれまでに行なわれたことのない地下物質の収集を試みたという点で、注目に値します。
4月には「インパクター」と呼ばれる銅製の弾丸を射撃し、リュウグウに人工クレーターを生成。これにより、地表より下の層を露出させることに成功しています。地下物質は、地表の岩石が覆い被さっていたため、宇宙線や太陽から降り注ぐ荷電粒子といった、宇宙空間にさらされ風化しないでいる場所にあります。科学者たちにとっては大変貴重なものです。リュウグウの地中サンプル分析には、太陽系の起源や数十億年前の様子を解明する可能性を秘めているのです。
 
■大きなリスクを伴う任務だった
この任務は結講なリスクも伴います。「はやぶさ2」はすでに1度目を成功させているため、もしこの2度目で失敗して故障などが起これば、地球に帰還できなくなり、1度目の努力が水の泡になってしまいかねませんでした。ですが今回の挑戦は、JAXAが「完璧」だったと太鼓判を押すほどの成功となりました。
今回の任務は、地球への帰還前の「はやぶさ2」にとって最後の大きな挑戦となりました。来年後半に、サンプルと共に無事に戻ってきてくれることを期待しましょう。
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