【半硬質磁性材料】半硬質磁性材料(Semi-hard Magnetic Material)「軟質(ソフト)と硬質(ハード)磁性材料の区分は一般に、Hc(保磁力)の大きさで分けられており、境界は明確ではないが、おおよそ800A/m(10 Oe)以下を軟磁性材料と呼んでいる。当然中間の特性をもつ材料が存在するわけで、Hc800〜1600A/m(10〜20 Oe)のものが、半硬質磁性材料と呼ばれている。」代表的な材料に、キュニコ、キュニフェなどがある。半硬質磁性材料の長所は磁気情報の書き込み(着磁)、消去(脱磁)が可能で、変形による磁気特性劣化が少なく、また高角形比に優れ磁化急峻性を有している。したがって、磁気記録やセンサーなどの応用が多い。