【NKS鋼(NKS Steel)】MK鋼(MK Steel)、NKS鋼(NKS Steel)MK鋼は1932年,東京大学の三島徳七博士により発明された、鉄・ニッケル・アルミニウムを主成分とする出硬化型の永久磁石である。この磁石はそれ以前のKS鋼の2倍の保磁力を有していまたが、この発明は磁石になりにくい材質(軟磁性材料)のパーマロイの研究中に加工屑が離れにくいことを見つけ、偶然に発見したといわれている。1934年,本多光太郎博士は、さらにMK鋼の成分にコバルト、チタンを加え、析出硬化型のNKS鋼(新KS鋼)という高性能磁石を発明し、MK鋼と共に後のアルニコ磁石の基盤技術が完成した。