【Magnetostatic Energy】静磁エネルギー(Magnetostatic Energy)「磁性体に反磁場が発生すると磁性体の磁極と反磁場の間にエネルギーが発生する。このエネルギーは静磁エネルギー(または自己エネルギー)と呼ばれる。」強磁性体の場合、磁化とその反対方向に生じる内部磁場(反磁場とよばれる)により、外部磁場がなくても磁性体の内部では静磁エネルギーが発生している。その量は、磁極を磁性体の両端に内部磁場に逆らって存在させるに要した仕事量である。強磁性体はこの静磁エネルギーを最少にするために磁区構造をとる。