【スレーター・ポーリング曲線】スレーター・ポーリング曲線(Slater-Pauling Curve)「Fe、Ni、Co単体および、それとその周期律表周辺のV〜Znを種々の組成に合金させて、磁性を測定したもの。」横軸には「原子1個当りの電子数」、縦軸には「絶対0度における原子1個当りの飽和磁気モーメント」をとってプロットしたものである。いくつかの分岐を持っているが、全体としてはきれいな山形でまとまっていて、何らかの法則性を感じさせる。これまで自然界に存在する強磁性材料の飽和磁束密度(Bs)はこのスレーター・ポーリング曲線に代表されるCoFe(70:30 at.%)の2.45Tが最大であった。