【熱ゆらぎ磁気余効】熱ゆらぎ磁気余効(Thermal Fluctuation Aftereffect)「一定磁界中で、強磁性体の磁化が時間とともに変化すること、または磁界の変化を与えた場合、うず電流に起因しない磁化の遅れのことを磁気余効と呼ぶが、強磁性体には可逆磁気余効(リヒター型または拡散型)と呼ばれるものおよび不可逆磁気余効(ヨルダン型または熱ゆらぎ型)の2種類が存在する。熱ゆらぎ磁気余効は磁化または磁気分極の熱ゆらぎに起因するものであり、緩和時間が幅広く分布し、アルニコ磁石のように、磁化または磁気分極の変化が時間の対数に比例することが特徴である。」